過敏性大腸炎と戦うサラリーマンのブログ

過敏性大腸炎との共存を目指す悪戦苦闘の日々を綴ります。同じ悩みを抱える人にとって少しでも助けになればと思います。

スマホ飯をやめる

過敏性大腸炎を抱えていると、自ずと昼食は独りで摂るようになるかと思います。

食事中はいつもお腹を壊さないかとヒヤヒヤしていて、できれば気兼ねなくトイレに行きたいので、他人と食事を共にするとその辺りが自由にできず、ストレスになります。

いわば、人と食事をとること自体が苦痛になってしまっています。

病気に理解のある家族との食事は別ですが……。

 

本当は同僚たちとおしゃべりでもしながら食べた方が楽しいのでしょうが、この病を抱えているとなかなかそうもいきません。

なるべくトイレに行きやすい場所を確保し、できるだけ消化の良さそうなものを食べる……少なくとも、私にとって仕事中の昼食は楽しいものではありません。

どちらかといえば、避けられるものなら避けたい、作業のようなものです。

 

従って独り飯になってしまうわけですが、独りで食べるご飯はどうしても手持ち無沙汰になります。

私はスマホゲームが好きなので、ついスマホ片手に食事を摂るのが習慣になってしまっていました。

ゲームに夢中で食べるものの味もよくわからないし、あまり気にもしていませんでした。

けれども、過敏性大腸炎といわゆるこの「スマホ飯」の相性は悪いようです。

 

スマホを長期間にわたって見続けると、自律神経が乱れやすいようなのです。

自律神経の乱れは特に腸の乱れに直結します。

腸は第二の脳と呼ばれる繊細な器官で、特に自律神経の働きと連動しやすいという話を読んだことがあります。

自律神経が乱れて腸のはたらきが悪くなると、下痢をし易くなり、過敏性大腸炎にとってはよろしからぬ状況が生み出されるわけです。

 

そんなわけでここ2日ほどスマホ飯をやめ、ゆっくり咀嚼しながらご飯をきちんと味わうようにしました。

気のせいかもしれませんが、これまでかなりの頻度で昼食後に下痢気味になっていたのですが、スマホ飯を止めてからは下痢になっていません。

排泄はありますが、きちんとした固形の便が出ています。

もしかすると、スマホ飯を止めた恩恵ではないかと考えています。

 

ささいなことですが、過敏性大腸炎に悩まれている方は、スマホ飯をやっているならば控えた方がいいかもしれません。

 

以前読んだ本に、「現代人の食事は、食事というよりエサの摂取になっている。食事は大事な行為なのだから、ながらはやめてきちんと向き合うべき」ということが書いてありました。

それを読んだころはなるほどと思い、食事に集中していたのですが、すぐに飽きてしまいスマホ飯に逆戻りしてしまっていました。

しかし最近やたらと昼食後にお腹が痛むので、もしやと思いスマホ飯を再びやめてみたわけです。

次はこれをいかに継続するか、ですね。

スマホ飯は中毒性が高いので、意識的にストップしていかなければまたやってしまいそうなので気をつけたいと思います。